ザーガランド　◎1982年ドイツゲーム大賞受賞

★　ザーガランドの王様がザーガランドの森に隠されている不思議な品々を探り出し、
　　人々にそのすばらしさを披露しようと考えました。
　　そこで、国王はこの不思議な品々のうち三つを最初にもたらしたものをこの国の後継者とするというおふれをだしました。

原題 ■ Sagaland 作者 ■ Alex Randolph & Michel Matschoss 年齢 ■ 6〜99才 人数 ■ 2〜6人 時間 ■ 30〜60分 発売 ■ Ravensburger/ラベンスバーガー 値段 ■ 3500円 お店 ■ ヨドバシカメラにて購入 　　　　　日本語解説付き

問題のふしぎな品々（課題カード）
１、　いばら姫の紡錘
２、　ホレおばさんの雪を降らせる布団
３、　長靴を履いたネコの長靴
４、　勇ましい仕立て屋のベルト
５、　星の金貨の星のターラー金貨一枚
６、　ヘンゼルとグレーテルが訪ねたお菓子の家のハチミツ菓子
７、　ルンペルシュテルツヒェンが踊ったたき火
８、　白雪姫の小人の帽子
９、　赤頭巾ちゃんのおおかみ
１０、カエルの王様が池から拾ってきた金のまり
１１、ラプンツェルが髪をたらした塔
１２、シンデレラのガラスの靴
１３、裸の王さまの王冠

プレーヤーは自ら物語を演じることになります。
ザーガランドの森の中の不思議な品々は、
シンデレラのガラスの靴、長靴をはいたネコの長靴、裸の王様の王冠などなど、
おとぎ話のアイテムが隠されています。
ザーガランドの森の中で、国王が求めている不思議な品々を探し、
城へ駆けつけてその場所を知らせます。
その際、国王の問いに正しく答えられなければならないだけでなく、
他のものによる妨害も切り抜けなければなりません。
魔法もプレイに出てきます。
指定されたアイテムが、どの木にあるかを当てるゲームです。
最初に三つの所在地を正しく示したものが勝ちです。



右の写真でカードが置いてあるところがお城です。
お城のカードと森の木のコマの裏にはめ込んだマークはペアになっています。
上の写真の左側の家が立っている所が村でここがスタート地点になります。

手番にはサイコロを2ヶ振り、好きな方の目の数だけ好きな方向にコマを進めます。立ち木のあるマスにちょうど止まったらその木の裏を見ることができます。
何箇所かの立ち木の裏を見るうち、カードに指示された品をみつけたら城へ向かい、鍵のマスにちょうどとまったらその木を宣言し、合っていればカードがもらえます。
はずれていたら村へ帰されます。
途中、他のコマが置かれているマスにちょうど止まったら、先に止まっていたコマは村に帰されてしまいます。
ですから、目的の品を見つけたからといって一目散に城へ向かうと、他の人にそれを見破られ、村へ帰される、あるいは先に城へ向かわれてしまうといったことが起こってしまいます。
二つのさいころの目が同じなら、魔法が使えます。
魔法は3種類あって、そのうちの一つを選んで実行できます。
　１）一気に城の近くの石橋まで進む
　２）好きな木を一本持ち上げて、マークを見る
　３）城のカードの表示を換える

最初に3枚のカードを獲得した人が勝ちです。
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さすがドイツゲーム大賞（1982年）を取ったゲームです。
これはすごろく的なのに、運だけじゃないところがおもしろいです。
二つのさいころの目のうち、有利な数を選べるし、同じマスにコマが移動すると村送りにできます。
そして、記憶力がないと勝てません。
へたすると、同じ木を何回も立ち止まって確認したりするはめになります。

息子と2人でプレイする時は、HP「ボードゲームランド」に書いてある「２人用ヴァリアントルール」（わんこさん考案）でやります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボードゲームランドはこちら

幼稚園年長くらいから遊ぶことが出来ます。
あまりゲームに慣れていない子どもたち（女の子小2と年長）でも、遊べました。
女の子ウケがするのかな？と、思っていたら、
息子の友達、小学生4年生の男の子4人でプレイしても楽しそうでした。
サイコロ振っては大騒ぎでコマを動かしていました。
誰か一人が城に向かうと、その他全員でそれを阻止しようと躍起になっていました。
村送りに出来るのも、大人と子どもでやると、大人の方が躊躇してしまいますが、子ども同士では容赦ないから・・・
これは、「パイレーツ」にもいえることですね。

私は図書ボランティアをやっているので、このゲームのカードのお話は全部知っていました。
小４の男の子達に、「これ、どんな話？」といくつか聞かれたので、語ってあげたら、喜んでいました。
ドイツの子どもたちにはきっと、よく知られたお話なのでしょう。

コマは木でうれしいのですが、森のコマがプラスチックなのが残念です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊＊06.10月＊＊＊

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